ブックタイトルカレントテラピー　37-2　サンプル

概要

カレントテラピー　37-2　サンプル

モンゴルの対がん切手2018年，モンゴル国発行の対がん切手． 中央部に“Toget her Aga instCancer”と書かれており，それを包むようにピンクリボンがハートの形を作っている．左上には，モンゴル国旗と同様にソヨンボが描かれている．下部にはモンゴルの国名と切手の価格〔1 , 200トゥグルグ（MNT）〕と付加金数値（100MNT）が書かれている．モンゴルは一人あたりのGDPが世界120位前後であり，依然として開発途上国と言える．我が国とは相撲の交流などがあり，双方の国民が親しみを感じていると思う．私が勤務している大学にも，毎年2, 3名の留学生が入学してくるが，皆優秀で高いモチベーションを持っており，国全体が，文化的，科学的に大きく発展することを予感させる．医学教育の状況は，医科大学が全国で1校あり，今までは国立病院などで臨床実習をしていたが，最近日本の援助で医科大学附属病院が建設されている．国民の平均寿命は70歳前後で，医療レベルは決して高いとは言えないが，近年，中国資本や韓国資本の富裕層を対象として高度医療を目的とした医療施設が建設されている．広く国民を対象とした征がん対策の具体的な取り組みはわからないが，感染症中心の疾病構造から，がんや生活習慣病へと疾病対策が変化してきている現れかもしれない．国際医療福祉大学医学部長北村　聖今月の表紙February 2019Vol.37 No.22個別化医療に向けたマルチプレックス遺伝子パネル検査国立研究開発法人国立がん研究センター 中央病院病理・臨床検査科　角南久仁子 p.56代替療法：患者申出療養の実際チオテパを用いた自家末梢血幹細胞移植療法名古屋大学医学部附属病院先端医療開発部病院講師　西脇聡史 p.62耳介後部コネクターを用いた植込み型補助人工心臓による治療経験大阪大学大学院医学系研究科外科学講座心臓血管外科助教　松浦良平 p.68制度解説先進医療国立研究開発法人国立がん研究センター研究支援センター生物統計部部長　柴田大朗 p.74患者申出療養岡山大学病院新医療研究開発センター助教　片山晶博 p.79拡大治験国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院臨床研究支援部門 研究企画推進部 薬事管理室長　沖田南都子 p.86座談会先進医療制度は医薬品や医療機器への患者のアクセス向上に貢献するのか？ p.92司　会 藤原康弘　国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院副院長出席者 岡田　潔　大阪大学医学部附属病院未来医療センター副センター長　　　 山本晴子　 国立研究開発法人国立循環器病研究センター臨床試験推進センター長バックナンバー… ………………………………… p.104次号内容目次… …………………………………… p.105国内学会スケジュール… ………………………… p.106読者アンケート… ………………………………… p.107