カレントテラピー 36-9 サンプル page 6/28
このページは カレントテラピー 36-9 サンプル の電子ブックに掲載されている6ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。
概要:
カレントテラピー 36-9 サンプル
Current Therapy 2018 Vol.36 No.9 9841これらの二種類である.その他のいわゆる“uncommonmutation”としてはG719X ,L861Q やエクソン20挿入変異などが知られている(図2)5).2 EGFR 遺伝子変異検査法本法でのEGFR 遺伝子変異検出検査はLDT相当法注1)とIVD法(in vitro diagnostics:IVD,体外診断用医薬品)に大別される.2007年に本検査が保険適用対象となってから,まずPNA LNA PCR-Clamp法,PCR-Invader法,Cycleave法の3つのLDT相当法が国内で主流となった.その後,2012年にScorpion- ARMS法を用いたリアルタイムPCR法(therascreenREGFR変異検出キット;キアゲン社)が,2014年にTaqMan probe法を用いたリアルタイムPCR法(コバスREGFR変異検出キット;ロシュ・ダイアグノスティックス社)がIVD法として承認された.現在ではEGFR -TKI投与前の初回検査にはMAPKRAFRASSTAT AKTJAKP PPI3KMEK細胞増殖,アポトーシス抵抗性,血管新生,浸潤,転移EGFR EGFRL858R点突然変異エクソン19欠失変異などEGFR遺伝子変異によるキナーゼの活性化EGF刺激によるキナーゼの活性化EGF図1EGFRキナーゼの活性化EGFRチロシンキナーゼドメインエクソン18エクソン19欠失(45%)688 728エクソン19729 761エクソン20762 823エクソン21 エクソン22エクソン23エクソン24824 875G719X(3%) エクソン20挿入変異(6%)S768I(1%)L861Q(1%)L858R(40%)図2EGFR遺伝子変異の種類と頻度〔参考文献5)より引用改変〕