カレントテラピー 35-7 サンプル page 26/32
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カレントテラピー 35-7 サンプル
Current Therapy 2017 Vol.35 No.7 87治療薬解説695で0.0%(0/60例)であり,投与群間に有意差が認められた(図6).投与前のeGFR,ACRはプラセボ群では変化が認められなかったのに対し,トピロキソスタット群では経時的に低下した(図7).また投与終了時におけるeGFR変化量は,トピロキソスタット群で0.64 mL/分/1.73 m2,プラセボ群で-0.46 mL/分/1.73m2であり,投与群間に有意差は認められなかったが,トピロキソスタット群のeGFRが維持されている傾向がみられた.また高血圧はCKDの発症・進展の危険因子であることが明確となっているため,降圧薬を服用している対象は同じ降圧薬を続け,血圧は家庭血圧を測定し,厳格に管理した.そのためもあり,投与終了時の収縮期/拡張期血圧変化量はトピロキソスタット群で-1.7±18.3/-2.5±10.3mmHg(Mean±SD),プラセボ群で-0.3±21.1/-2.7±12.3mmHgであり,投与群間に有意差は認められなかった13).なお副作用発現率もプラセボ群との間に差を認めていなかった.-70-60-50-40-30-20-10010(%)n=56 n=59n=60平均値±標準偏差***:p<0.001(vs.プラセボ群)2標本t検定投与14週後投与終了時n=60***-45.38***-41.310.08Placebo Topiroxostat Placebo Topiroxostat血清尿酸値変化率血清尿酸値変化率020406080100(%)***:p<0.001(vs.プラセボ群)X2検定エラーバーは95%信頼区間を示す投与14週後投与終了時****** 90.079.73.60.0Placebo Topiroxostat Placebo Topiroxostat血清尿酸値6.0mg/dL以下の達成率血清尿酸値6.0mg/dL以下の達成率図6尿酸低下作用〔参考文献12)より引用改変〕500 2 6 10 14 18 22(週)6260TopiroxostatPlacebo評価例数Topiroxostat 160mg/dayPlacebo605960605957595658555655投与終了時626060908070100110120(%)**:p<0.01(vs.プラセボ群)2標本t 検定エラーバーは95%信頼区間を示すエラーバーは95%信頼区間を示す**尿アルブミン/クレアチニン比の幾何平均比尿アルブミン/クレアチニン比の幾何平均比の推移020806040100120(%)尿アルブミン/クレアチニン比の幾何平均比尿アルブミン/クレアチニン比の幾何平均比(投与終了時)投与期間Placebon=6094.3Topiroxostatn=6266.5図7ACRへの影響〔参考文献12)より引用改変〕