カレントテラピー 35-10 サンプル

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Current Therapy 2017 Vol.35 No.10 7915在宅医療の現況と展望― 在宅医療の担い手を育成する―企画公益社団法人東京都医師会顧問近藤太郎地域包括ケアを各地域で推進していくにあたり,在宅医療の担い手として,かかりつけ医に課せられた役割がこれまで以上に大きくなってきています.今後,多くの医師が在宅医療に携わっていかなければなりません.一方では,地域には30 年以上も前から,必要とされた在宅医療を実践してこられた多くの先輩方もいらっしゃいます.患者の住まいや施設に出向き,それぞれの患者の生活に寄り添った在宅医療を実践してきたことが,年余を経て認められてきた経緯があります.この号の特集は,「在宅医療の現況と展望- 在宅医療の担い手を育成する-」です.在宅医療の現況と展望について,代表する先生方に,さまざまな角度から執筆いただきました.厚生労働省の担当者からは地域包括ケアをにおける在宅医療を,文部科学省の担当者からは在宅医療を担う医師の育成について,そのほか医師のネットワークづくり,在宅医療におけるICTの活用や臨床検査のあり方,嚥下・摂食障害,在宅緩和ケア,看取り,小児在宅医療,多角的に在宅医療を展開している実際の話,多職種での勉強会である在宅医療カレッジについても項を設けました.在宅医療を支えるかかりつけ薬剤師との協働や,訪問看護師との協働,さらには在宅医療の保険請求についても執筆いただきました.ここに,執筆いただいた先生方に御礼を申し上げます.座談会は「若手医師に向けての在宅医療談話」をテーマに,在宅ケアアライアンス代表の新田國男先生をベテランの在宅医の代表として,卒後8年目の在宅医である三島千明先生を若手代表として,在宅医療について大いに語り合っていただきました.読者の方には,まずこの座談会・在宅医療談話をお読みいただくことでイメージを膨らませていただくとよろしいかと思います.これから活躍される若手医師の多くが在宅医療にかかわっていただくことを期待しています.エディトリアル