カレントテラピー 34-3 サンプル

カレントテラピー 34-3 サンプル page 7/32

電子ブックを開く

このページは カレントテラピー 34-3 サンプル の電子ブックに掲載されている7ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
カレントテラピー 34-3 サンプル

10 Current Therapy 2016 Vol.34 No.3216リスクが41%有意に減少した4).さらに,メタ解析によれば,運動はADおよびVaDの発症リスクを38~45%有意に低下させるという(図2,3)5),6).今後は認知症の予防に最も有効な運動の種類や運動量を明らかにしていくことが課題であろう.Ⅴ 食事性因子近年,欧米の追跡研究において,地中海式食事法(オリーブオイル,穀物,野菜,果物,ナッツ,豆,魚,鶏肉を中心とした食事に少量のワイン)が認知症,特表1 アルコール摂取がアルツハイマー病発症に及ぼす影響,メタアナリシス少量~中等量のアルコール多量のアルコール対象集団,国対象者数年齢(歳)追跡期間相対危険対象集団,国対象者数年齢(歳)追跡期間相対危険Rotterdam Study,オランダ5,395 55- 平均6年0.9 Rotterdam Study,オランダ5,395 55- 平均6年1.2Chongqing City,中国2,632 60- 2年0.6* Chongqing City,中国2,632 60- 2年1.4PAQUID Study,フランス2,950 65- 8年0.8 CardiovascularHealth Study, 米国746 65- 6年0.9Kungsholmen Project,スウェーデン402 75- 6年0.7 Kwangju City,韓国592 65- 平均2.4年0.7CardiovascularHealth Study, 米国746 65- 6年0.9 Pooled(random effect) 0.9WHICA Project,米国980 65- 4年0.5*Pooled(random effect) 0.7*WHICA Project:Washington Heights-Inwood Columbia Aging Project*:有意差あり〔参考文献2)より引用改変〕Hisayama Study, 日本Honolulu-Asia Aging Study,米国Chicago Health and AgingProject, 米国Canadian Study of Healthand Aging, カナダCardiovascular HealthCognition Study, 米国Cardiovascular risk factors,Aging and Incidence ofDementia Study, フィンランド8282,2571,2492,7841,8313,3751,449男女男男女女男男女男女65 -71 - 9365 -65 -65 -65 -65 - 797年7年平均4.1年5年5年平均5.4年平均21年0.20(0.06 - 0.68)0.61(0.36 - 1.02)1.04(0.98 - 1.10)0.27(0.08 - 0.90)0.73(0.27 - 1.98)0.55(0.34 - 0.88)0.35(0.16 - 0.80)0.55(0.36 - 0.84)0.25 0.5 1.0 2.0対象集団,国対象者数性年齢(歳) 追跡年数相対危険(95%信頼区間)図2 運動がアルツハイマー病発症に及ぼす影響,メタアナリシス〔参考文献5)より引用改変〕