カレントテラピー 33-9 サンプル

カレントテラピー 33-9 サンプル page 3/32

電子ブックを開く

このページは カレントテラピー 33-9 サンプル の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
カレントテラピー 33-9 サンプル

You can beat it !September 2015Vol.33 No.9 91981年に米国で発行されたキャンペーン切手.意匠は文字とキャンペーンのマークを合わせたもので,ほとんどが文字で構成された珍しい切手.Alcoholismは従来よりアルコール中毒と訳されていたが,キノコや細菌による食中毒などとは病態が違うので,近年ではアルコール依存症と言われる.薬物中毒ではなく,薬物依存症と言われるのと同様である.アルコール依存症は自らの意思で飲酒行動をコントロールできなくなり,強迫的に飲酒行為を繰り返す精神疾患と定義されている.「精神疾患」であると明記されており,日本での患者数は200万人以上と推定されている.本人の精神・身体的異常のみならず,家庭の崩壊,反社会的行為なども大きな問題となっている.肝臓の合併症ではアルコール性脂肪肝,肝炎,肝硬変があり,肝癌の合併も多い.「アル中」と呼ばれたころのイメージがあるためか,患者数の割には医療のなかで取り上げられることが比較的少ないように思う.この切手のように,わが国においても「アルコール依存症を打ち負かそう」というキャンペーンが必要かもしれない.東京大学大学院医学系研究科医学教育国際研究センター教授北村 聖今月の表紙新規B型肝炎抗ウイルス薬開発の現状国立感染症研究所ウイルス第二部主任研究官 渡士幸一 p.59B型肝炎ワクチンの効果─ユニバーサル・ワクチネーションを見据えて─東京大学大学院医学系研究科生体防御感染症学准教授 四柳 宏 p.64代替療法血清ALT値を低下させる治療薬医療法人社団HEPATO柴田内科・消化器科クリニック理事長・院長 柴田 実 p.68治療薬解説世界におけるC型肝炎に対するDAA開発の現況武蔵野赤十字病院消化器科部長 泉 並木 p.74Key wordsC型肝炎,B型肝炎における肝発癌感受性遺伝子東京大学医科学研究所先端医療研究センター先端ゲノム医学分野准教授 加藤直也 p.80今増えている非B非C型肝癌東京大学大学院医学系研究科がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン・消化器内科学特任講師 建石良介 p.81座談会HCV感染排除後の肝臓病診療 p.82司 会 小池和彦 東京大学大学院医学系研究科消化器内科学教授出席者 黒崎雅之 武蔵野赤十字病院消化器科部長    平松直樹 大阪大学大学院医学系研究科消化器内科学准教授国内学会スケジュール… …………………………… p.93バックナンバー… …………………………………… p.94次号内容目次… ……………………………………… p.95