カレントテラピー 33-8 サンプル

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世界リウマチ年August 2015Vol.33 No.8 8レソト王国発行の世界リウマチ年を記念した切手.レソト王国は南アフリカに囲まれた小国.1966年にイギリスから独立し,現在もイギリス連邦に加盟している.国土は山岳地帯で,放牧や南アフリカへの出稼ぎなどが主な産業である.優れたデザインの記念切手を発行しており,これも産業のひとつとなっている.1977年は世界リウマチ連盟により『世界リウマチ年』と定められ,リウマチ性疾患の予防と対策及び研究を推進する運動が展開された.そして『世界リウマチ年』を記念して全世界で多くの切手が発行された.紹介した切手はそのひとつである.意匠は杖をつく人物が腰に手をやる図を,痛みの象徴のような後光が囲んでいるものである.リウマチの関節痛は決して腰部が好発ではないとは思われるが,リウマチの象徴としてはこのような絵になるのであろうか.1977年以降,世界リウマチ年というのはないようである.浅学のため, その後この活動がどのように発展したのかはわからないが,リウマチの科学は着実に進歩し,抗体医療を始めとして劇的な改善を見せている.東京大学大学院医学系研究科医学教育国際研究センター教授北村 聖今月の表紙関節リウマチ治療を支える体制医療福祉制度埼玉医科大学リウマチ膠原病科准教授 舟久保ゆう p.60リウマチケア専門職制度地方独立行政法人桑名市総合医療センターリウマチ膠原病内科顧問/公益財団法人日本リウマチ財団リウマチケア専門職制度検討会委員長 松本美富士 p.66これからの治療薬生物学的製剤東邦大学医学部内科学講座膠原病学分野教授/東邦大学医療センター大橋病院膠原病リウマチ科教授 亀田秀人 p.72低分子標的薬産業医科大学医学部第一内科学講座教授 田中良哉 p.77抗リウマチ薬のバイオ後続品について独立行政法人医薬品医療機器総合機構再生医療製品等審査部審査専門員 櫻井京子 p.83Key words関節リウマチの疾患関連遺伝子東京大学医学部アレルギー・リウマチ内科教授 山本一彦 p.89関節リウマチの予後予測因子京都大学大学院医学研究科内科学講座臨床免疫学教授 三森経世 p.90関節リウマチ診療における関節エコーの有用性千葉大学医学部附属病院アレルギー・膠原病内科助教 池田 啓 p.91座談会患者さんのための薬物療法とは p.92司 会 川合眞一 東邦大学医学部内科学講座膠原病学分野 教授/          同大医療センター大森病院リウマチ膠原病センター センター長出席者 渥美達也 北海道大学大学院医学研究科免疫・代謝内科学分野教授    松野博明 松野リウマチ整形外科院長国内学会スケジュール… ……………………………p.101バックナンバー… ……………………………………p.102次号内容目次… ………………………………………p.103