カレントテラピー 33-2 サンプル page 20/34
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カレントテラピー 33-2 サンプル
Current Therapy 2015 Vol.33 No.2 75在宅医療教育の最前線167Ⅵ 在宅医療への段階別教育・研修システム筆者が所属するジェロントロジー(総合老年学)研究機構は千葉県柏市をフィールドとして,行政そして柏市医師会を中心とする地域の職能団体とも連携し,円滑な多職種連携を目指すとともに真の地域包括ケアシステムづくりに取り組んできた.そこに●医学教育における在宅医療 教育のモデル提示●在宅医療の 臨床研究を行う 人材の輩出・CGAを用いた在宅医療臨床データベース・在宅医療の医学的効果検証・他施設共同研究・効率的検査やモニタリング法,画期的 biomarker検索,在宅医療デバイス開発・研究成果還元 (教育・政策提案)・在宅臨床の研究 シーズ発掘のため の人員(大学院生 等)の派遣●研究を推進するための質の高い臨床 フィールドの確保●在宅医療の立場から,地域連携の推進●在宅医療学の 学問体系化●在宅医療の 臨床研究推進●医療政策提案大学院生研究人材養成開業医(かかりつけ医)動機付け研修研修医初期研修/後期インテンシブコース医学生段階別臨床教育(順次他の職種も検討)教育在宅医療学拠点リカレント地域医療拠点(自治体が運営)協力訪問看護ステーション協力診療所本郷・柏等の臨床フィールドを活用研究医師会病院他関係団体行政柏地区臨床東大病院患者宅東大病院(本郷地域)訪問看護団体地域基盤型ネットワーク新人卒前いずれの階層・職種においても在宅医療の実践の場に赴く同行研修を含む・通院困難症例,高度専門性の高い症例などに対して,大学‐地域間の連携のもと新しいスタイルの教育型臨床活動を展開・近隣医師会と協調のもと東大病院の特徴を活かした臨床活動・さらに柏キャンパスで臨床活動も目指す図1 東京大学医学部・在宅医療学拠点の見据える方向性