カレントテラピー 33-1 サンプル

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男女共同参画January 2015Vol.33 No.1 12013年11月2日にドイツで発行された切手.ラーヘル・ヒルシュ(Rahel Hirsch)の医学教授称号授与100年記念切手である.彼女は1870年ドイツ生まれのユダヤ人で,生理学を修め,1913年にドイツで初めての女性医学教授になった.彼女が教授になったのはベルリン医科大学で,2010年に創立300年を迎えたドイツでも最も歴史と権威のある医科大学である.彼女が女性研究者として発表した時には男性研究者から黙殺と嘲笑で迎えられたとの逸話がある.ナチス時代にはユダヤ人として迫害され,1938年に英国にわたり,1953年に83歳で生涯を閉じた.日本の医学部・医科大学には何人の女性教授がいるのであろうか.全国医学部長病院長会議に問い合わせたところ現時点ではデータはないとのことで,明年から集計を取りたいということであった.国立大学医学部で最初の女性教授は神戸大学の薬理学の田中千賀子先生だそうだが,妊娠・育児に大変な苦労をされたと聞く.現在でも,医学部の女性教授は決して多くなく,東京女子医大ですらその数は少ないと聞いたことがある.ドイツでこのような切手が発行されることは,欧米ではすでに男女共同参画は当たり前のことになっているあかしと思われる.わが国でも女性医師,女性教授が当たり前の社会になることを願っている.東京大学大学院医学系研究科医学教育国際研究センター教授北村 聖今月の表紙SGLT2阻害薬の課題と展望SGLT2阻害薬とCVイベント東京医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科助教 永井義幸 p.54骨格筋・骨への影響秋田大学大学院医学系研究科内分泌・代謝・老年内科学教授 山田祐一郎 p.60治療薬解説SGLT2阻害薬の薬物治療東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科助教 高橋 紘 p.64Key words糖質制限北里大学北里研究所病院糖尿病センター長 山田 悟 p.72服薬アドヒアランス横浜市立大学附属病院臨床統計学・疫学講師 青木一孝 p.73座談会SGLT2阻害薬─さらなる糖尿病診療のパラダイムシフトはおこるのか?─ p.74司 会 寺内康夫  横浜市立大学大学院医学研究科分子内分泌・糖尿病内科学教授出席者 戸邉一之 富山大学医学部第一内科教授    皆川冬樹 みながわ内科クリニック院長国内学会スケジュール… …………………………… p.85バックナンバー… …………………………………… p.86次号内容目次… ……………………………………… p.87