カレントテラピー　32-9　サンプル page 3/32

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カレントテラピー　32-9　サンプル

体外受精September 2014Vol.32 No.9 9中央アフリカ共和国発行のノーベル賞受賞者顕彰切手のひとつ．ロバートG エドワーズ（R o b e r t G e o f f r e yEdwards）の肖像と，卵子への人工授精の様子が描かれている．2011年9月に発行された．エドワーズは英国出身の生物学者で， 体外受精（in vitrofertilization：IVF）のパイオニアであり，ヒトでの体外受精の技術を完成させ，1978年7月25日に世界初の試験管ベビーであるルイーズ・ブラウンを誕生させた．その後，全世界にこの技術が広まり，2010年現在で400万人以上が人工授精でこの世に生を受けているという．体外受精技術を確立し，不妊症治療に画期的な進歩をもたらした業績により2010年度ノーベル生理学・医学賞を受賞した．エドワーズの確立した体外受精の技術はその後，不妊症に新たな治療法をもたらしたのみならず，発生・再生医療の分野でも広く応用されている．しかし，技術の進歩に医療倫理が追い付いていないこともあり，ローマ法王庁をはじめ，宗教界にはいまだ反対するものおり，生命の尊厳との調和が求められている．エドワーズはノーベル賞受賞から3年後となる2013年4月に逝去した．東京大学大学院医学系研究科医学教育国際研究センター教授北村　聖今月の表紙フィブラートとその治療エビデンス東京慈恵会医科大学臨床検査医学教授/東京慈恵会医科大学大学院代謝栄養内科学教授/東京慈恵会医科大学附属柏病院副院長　吉田　博 p.71ω-3系多価不飽和脂肪酸とその治療エビデンス自衛隊中央病院循環器内科　荒川純子 p.76代替療法脂質異常症予防とトクホ埼玉医科大学内分泌内科・糖尿病内科准教授/代表教育主任　井上郁夫 p.83治療薬解説肥満症治療薬（セチリスタット）と脂質異常症千葉大学大学院医学研究院細胞治療内科学講座　井出真太郎 p.89Key words家族性高コレステロール血症独立行政法人国立循環器病研究センター研究所病態代謝部　小倉正恒 p.95PCSK9大阪大学大学院薬学研究科助教　山本剛史 p.96non HDL-C順天堂大学大学院臨床病態検査医学教授　三井田　孝 p.97座談会脂質異常症の診断と治療の動向─ACC/AHAガイドラインを考慮して─ p.98司　会 寺本民生　帝京大学臨床研究センターセンター長出席者 荒井秀典　京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻教授　　　 代田浩之　順天堂大学大学院医学研究科循環器内科学教授国内学会スケジュール… ……………………………p.109バックナンバー… ……………………………………p.110次号内容目次… ………………………………………p.111