カレントテラピー 32-9 サンプル

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Current Therapy 2014 Vol.32 No.9 93治療薬解説925Ⅷ セチリスタットの副作用国内臨床における安全性評価対象症例861例中の519例(60.3%)に臨床検査値の異常を含む副作用が認められている.主な副作用は下痢(23.1%),脂肪便(36.8%)であった.治験薬中止まで至った頻度は下痢(3.5%),脂肪便(2.3%)であり,投与中止に至る事象は少ないとされている.体重変化率(最終評価時)p<0.05プラセボ群(n=65)セチリスタット群(n=141)0(%)-5-4-1.10±2.99-2.78±3.80-3-2-1投与前;プラセボ群:85.43±14.61,セチリスタット群:84.56±16.48kg内臓脂肪面積変化量(最終評価時)*プラセボ群(n=61)セチリスタット群(n=132)0(cm2)-9.05±22.34-22.12±28.43-30-20-10プラセボ群で181.34cm2から171.81cm2セチリスタット群で179.75cm2から156.61cm2体重変化率内臓脂肪面積変化量図3セチリスタットによる体重・内臓脂肪改善効果食事療法,運動療法を実施しても体重減少がみられない2型糖尿病および脂質異常症を合併した肥満症患者を対象に,セチリスタット120mg1日3回を52週間単独投与した.*:p<0.05〔参考文献15)より引用改変〕-0.14±1.02HbA1c変化量TC変化率HbA1c変化量(%)プラセボ群(n=65)p<0.05-0.53±0.93セチリスタット群(n=141)0-0.2-0.4-0.6-0.8TC変化率(%)プラセボ群(n=65)0.41±13.59p<0.05-6.99±12.82セチリスタット群(n=141)50-5-10空腹時血糖値変化量LDL-C変化率空腹時血糖値変化量(mg/dL)プラセボ群(n=65)-10.9±36.4mean±SD mean±SDセチリスタット群(n=141)0-5-10-15-20LDL ―C変化率(%)プラセボ群(n=65)3.40±25.49p<0.05-6.51±19.67セチリスタット群(n=141)50-5-10-15.8±43.4図4セチリスタットによる血糖,脂質改善効果食事療法,運動療法を実施しても体重減少がみられない2型糖尿病および脂質異常症を合併した肥満症患者を対象に,セチリスタット120mg1日3回を52週間単独投与した.〔参考文献15)より引用改変〕