カレントテラピー 32-9 サンプル

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Current Therapy 2014 Vol.32 No.9 85代替療法917れを判断,実施し安全性と有効性が確認されてはじめてそれぞれの許可マーク(図2)をつけることが許されている.したがって,このマークがついていることで他の健康食品と区別できる.以下のアドレス(http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004 /12/s1220-7a.html)で,科学的根拠に基づいて,どの「トクホ」が個別審査を受けない規格基準型なのか,個別審査型なのかが判別できる.規格基準型は許可実績が十分である等,科学的根拠が蓄積されている関与成分について,個別審査を受けないで許可するものである.加えて,科学的根拠に届かないものは,「条件つきトクホ」となる.また,「疾病リスク低減表示」の項目も加えられている.これは,「トクホ」の許可表示のひとつとして,関与成分と疾病リスク低減効果の関係が医学的・栄養学的に確立されていることが示された場合,疾病リスク低減表示を認めるとしている.したがって,「トクホ」には以下の4種類の「トクホ」があることになる.1)「トクホ」2)「条件つきトクホ」3)「疾病リスク低減トクホ」4)「規格基準型トクホ」Ⅳ 「特定保健用食品」と「特別用途食品」の有用過程「トクホ」は,1991年にスタートした制度で,国が食品に健康表示(健康への効用を示す表現)を世界で初めて許可した,国際的にもまれな画期的なものである.なお,上記保健機能食品制度については,2009年9月1日に消費者庁が設立されたため,業務JHFAマーク 適正製造規範マーク安全性自主点検認証マーク特定保健用食品マーク特別用途食品マーク図2許可マーク特別用途食品妊産婦,授乳婦用粉乳乳児用調製粉乳えん下困難者用食品特定保健用食品個別評価型許可基準型低たんぱく質食品アレルゲン除去食品無乳糖食品総合栄養食品病者用食品図3 「トクホ」と「トクヨウ」の関係健康増進法に基づく「特別の用途に適する旨の表示」によれば,「トクホ」は「トクヨウ」の1領域とされる.