カレントテラピー 32-8 サンプル

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Current Therapy 2014 Vol.32 No.8 9723省実施)の解析結果によると,救命救急センターを併設しない二次救急医療機関3,193施設について,平均1,029±1,247 件(0~12,560 件)の救急搬送の受け入れがあった.これらの個々の医療機関を横軸にとり,搬送受け入れの多い順に並べ縦軸に年間あたりの救急搬送患者数をとると図2のようになる.半数弱の医療機関において年間1,000件程度の受け入れがある一方で,年間365件未満,つまり1日平均で1件未満の受け入れにとどまる医療機関が約1,000にも上ることがわかる.もちろん,各二次救急医療機関のなかには,特定の領域に強みを発揮することにより地域を支える施設があったり,当番日だけは積極的な受け入れを行っていたり,また近隣の救急医療機関が多忙なときには受け入れを行っているなど,医療圏において欠かせない役割を担っている施設もあり,一概に年間の受け入れ件数のみでは評価できない.搬送の受け入れ時間帯,特に時間外が多いのかどうかということ,さらに受け入れ数を論じるうえでは病院規模も勘案する必要がある.そこで各施設を病床規模別(~200床:2,023 施設,201~500床:953施設,501床~:140施設)に分けて,施設ごとに,横軸には救急搬送受け入れ総数,縦軸にはそのうちの時間外の受け入れ数をとった(図3).病院規模により,受け入れ総数に違いが出るのは予想されることであるが,時間外救急搬送数については,意外にも病院規模に関わらずおおむね相関関係が認められる.各病床規模で,回帰直線の傾き(時間外救急車数の割合)はそれぞれ0.665 , 0.646 , 0.677 であり,明らかな差は認めない(図3).Ⅲ 二次救急医療機関の個々の院内体制(リソース)救急受け入れには,医療機関のもつ設備や人的資源が関係することは,例えば当直の際にも「検査はどの時間帯にはどれくらいできるのか,院内か,外注か」,「CT 撮影はすぐできるのか,単純X線はど6005,805,701件5,252,827人救急出動件数搬送人員(万件・万人)550500450400350300250200150100500昭和38年39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63平成元年2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24図1救急出動件数および搬送人員の推移(各年とも1-12月,ヘリコプター搬送を含む)〔参考文献2)より引用改変〕各医療機関(受け入れ件数の多い順) 救急搬送患者数(件/年)02,0004,0006,0008,00010,00012,00014,000図2 医療機関ごとの年間救急搬送受け入れ数(n=3,193)