カレントテラピー 32-8 サンプル

カレントテラピー 32-8 サンプル page 14/38

電子ブックを開く

このページは カレントテラピー 32-8 サンプル の電子ブックに掲載されている14ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
カレントテラピー 32-8 サンプル

Current Therapy 2014 Vol.32 No.8 21外傷735JTDB症例の死亡率はPsをほぼ下回っていることがわかる.このことから現在の日本の診療レベルが,Psの算出された北米1980年代の診療レベルよりは上であることがわかる.しかしながら,現在の米国との比較ではないため,日米の外傷患者成績比較には科学的な手法に基づいた分析が必要である.Ⅳ 今後の展望JTDB では,2008 年10 月に2004~2007 年までの全20,257 症例の洗浄データを初めて参加登録施設(JTCR団体施設)に開示し,2009年度29,563症例,2010年度42,336症例,2011年度60,767症例,2012年度は94,664 症例,2013 年には2004~2012 年までの159,157症例を開示した.現在ではJTDB登録症例は16万例を突破している.また,JTDBの洗浄データが参加登録施設に開示されたことで,JTDB参加登録施設を中心に多くの施設で外傷疫学研究が自由に行われ,学会発表や論文掲載が活発になされている.JTDBでは,Medline, Scopus, 医学中央雑誌,CiNii,J-Stage,Science Linkes,Google Scholar等のデー36,53414,6041,38125,20910,75115,60121,15738,8696,91905,00010,00015,00020,00025,00030,00035,00040,00045,000症例数(人)頭部顔面頸部胸部腹部および骨盤内臓器脊椎上肢下肢体表・熱傷・他の外傷図3各部位損傷症例数〔参考文献2)より引用〕(人)01,0002,0003,0004,0005,0006,0001日以内2 ~ 7日8 ~ 28日29日以上記載なし図4受傷から死亡までの入院期間と症例数「1日以内」には,心肺停止症例と初療室での死亡を含む.n=10,250〔参考文献2)より引用〕