カレントテラピー　30-6サンプル page 3/30

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6June 2012Vol.30 No.6代替療法減量手術治療薬解説インクレチン関連薬剤四谷メディカルキューブ減量外科センター長笠間和典p.73秋田大学大学院医学系研究科内分泌・代謝・老年内科学講座佐藤雄大p.78肥満症の治療薬....

6June 2012Vol.30 No.6代替療法減量手術治療薬解説インクレチン関連薬剤四谷メディカルキューブ減量外科センター長笠間和典p.73秋田大学大学院医学系研究科内分泌・代謝・老年内科学講座佐藤雄大p.78肥満症の治療薬としての胆汁酸吸着レジンの可能性慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科助教入江潤一郎p.83今月の表紙Key words肥満と炎症脂肪組織ステロイド座談会東京医科歯科大学糖尿病・内分泌・代謝内科メディカルフェロー田中都p.88琉球大学大学院医学研究科内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座（第二内科）教授益崎裕章p.89腸―脂肪連関から見た肥満症p.90司会伊藤裕慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科教授出席者山田祐一郎秋田大学大学院医学系研究科内分泌・代謝・老年内科学教授中里雅光宮崎大学医学部内科学講座神経呼吸内分泌代謝学分野教授バックナンバー………………………………………p.104次号内容目次…………………………………………p.105適切な栄養1990年のオーストラリアの公衆衛生促進切手4種セットの1つ．心臓が，「ジャンクフードは要らない」と叫んでいる意匠である．胃が叫んでいるのでないのが謎である．Wikipediaの定義によれば，ジャンクフード（junk food）とは，エネルギー（カロリー）は高いが，他の栄養素であるビタミンやミネラルや食物繊維があまり含まれない食品のこととされている．現在，わが国の健康問題・公衆衛生問題は，なんといっても生活習慣病の予防が第一である．そのために，肥満予防が叫ばれているが，どういうわけか，あるいは外食産業に遠慮してか，ジャンクフードは避けようという運動はなされていない．脂肪の取りすぎに注意，カロリーのとりすぎに注意といった抽象的な文言がほとんどである．この切手に見るように，はっきりと，視覚に訴える感じでカロリー摂取の抑制を主張することが効果的な気がする．4回にわたり，公衆衛生運動の切手を紹介してきた．わが国でも健康増進運動として，「健康日本21」運動などが行われているが，決して浸透度が高いとはいえない状況である．切手なども使い，そして主張を具体的にした国民運動の展開を期待したい．東京大学医学教育国際協力研究センター教授北村聖