カレントテラピー 35-2 サンプル

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February 2017Vol.35 No.22母子保健1988年3月15日スーダンで発行された「母子保健キャンペーン」のための切手.スーダンはエジプトの南,エチオピアの西側にある北アフリカ屈指の大国である.1956年に独立したが,その後,北部と南部の対立,イスラムと反イスラムの対立など,複雑な構図の下内戦・内紛が絶えない.切手が発行された時期は,ヌメイリ独裁政権がクーデターで終焉し,スーダン共和国として文民政治が行われた時期にあたる.その後も,スラブ系・非スラブ系の民族対立をはじめ内戦・内紛が続き,2011年には南スーダンが独立を果たすも,内戦・内紛は続いているため,現在でも南スーダンは世界の最貧国のひとつである.民族対立・宗教対立など原因は何であれ,内戦・内紛は難民など国民の生活を破壊し,それが不衛生や貧困をまねく.そしてその貧困は新たな対立を生み,内戦・内紛につながる.この負のスパイラルを断ち切るには国際社会の介入が不可欠と考えるが,国際社会も利害関係が対立したり,保護主義に走ったりし,なかなか安定した支援を行えない.日本からも自衛隊のPKO部隊が派遣されている.このなかで,この切手にあるように母子保健の向上を訴える切手の発行は意義深いものではあるが,安全な出産にはなかなか結びつかないのが現状である.わが国も国際協力機構(JICA)を通じて母子保健の向上に貢献している.国際医療福祉大学大学院教授北村 聖今月の表紙免疫チェックポイント阻害を中心とした複合がん免疫療法慶應義塾大学医学部先端医科学研究所細胞情報研究部門専任講師 谷口智憲 p.68治療薬解説抗CTLA - 4抗体,抗PD -1抗体,抗PD - L 1 抗体,抗CCR 4抗体国立がん研究センター先端医療開発センター免疫TR分野 藤岡優樹 p.74Key wordsT 細胞共刺激分子 T - cell co-signal molecules(co-stimulation/co-inhibition)東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科分子免疫学分野教授 東 みゆき p.82Adaptive immune resistance山口大学大学院医学系研究科免疫学講座講師 佐古田幸美 p.83TAM,MDSC熊本大学大学院生命科学研究部細胞病理学分野准教授 菰原義弘 p.84座談会分子標的薬や化学療法との棲み分け・併用 p.86司 会 河上 裕 慶應義塾大学医学部先端医科学研究所細胞情報研究部門教授出席者 中西洋一 九州大学大学院呼吸器内科学分野教授    大家基嗣 慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室教授バックナンバー… …………………………………… p.96次号内容目次… ……………………………………… p.97国内学会スケジュール… …………………………… p.98読者アンケート… …………………………………… p.99