カレントテラピー 34-7 サンプル

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Current Therapy 2016 Vol.34 No.7 11NAFLD/NASHの病態と診断629は約50%と著しい増加を示している9).わが国における同様の報告はないが,わが国ではウイルス性慢性肝炎患者が欧米より多いため,慢性肝疾患におけるNAFLDの占める割合は欧米よりは低いと想定されている.NAFLDのなかの進行性の病態であるNASHに関して,わが国の肝硬変患者におけるNASHの占める割合は,全国調査の結果2.1%と報告されているが,肝硬変患者の60%以上を占めるC型肝炎関連肝硬変は抗ウイルス治療の劇的な進歩により今後減少が予測され,代わってNASH肝硬変の割合が増加すると予想されている.また,肝細胞癌の背景肝疾患としてNASHの占める割合は,欧米で10~24%,わが国で2~5%と報告され,肝硬変の場合と同様に,今後はウイルス性肝炎関連の肝細胞癌の減少とNASH関連肝細胞癌の増加が予想されている10).若年9080706050403020100中年高齢肥満高度肥満(%)若年50404535302520151050中年高齢高血圧(%)若年706050403020100706050403020100中年高齢2型糖尿病(%)若年中年高齢脂質異常症(%)男性女性図5性別・年齢群別 NAFLD/NASHにおける肥満・生活習慣病合併率若年:30歳未満中年:30~50歳未満高齢:50歳以上020406080100020406080100男性女性~18 20 22 24 26 28BMI30 32 32.1~ ~18 20 22 24 26 28BMI30 32 32.1~(%) (%)図4性別・肥満度別 脂肪肝の頻度〔参考文献2)より引用改変〕