カレントテラピー 34-4 サンプル

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キュリー夫人1982年,ポーランドで発行されたキュリー夫人(1867-1934)の切手.マリ・キュリーは,ポーランドで生まれ,フランスに生きた女性物理学者・化学者.ウラン鉱石からラジウム,ポロニウムを発見し,原子核の自然崩壊および放射性同位元素の存在を実証し,その功績で第三回ノーベル物理学賞を夫ピエール・キュリーらとともに受賞(1903年).その後,ラジウムの単離に成功し,ノーベル化学賞をも受賞(1911年)した.ポーランドでは,コペルニクス,ショパン,キュリー夫人を祖国の三大偉人としている.元素名「ポロニウム」も故国ポーランドに因んで命名された.彼女ら先駆者たちは,現在では厳重な管理のもとに行われる放射性物質の実験を,その危険性をいまだ知らずに無防備で行っていた.その結果,キュリー夫人は放射線障害による再生不良性貧血に罹患した.ずっと以前から,彼女の手の皮膚は放射線障害に侵され,ぼろぼろに赤むけしていた.今月の特集であるメラノーマは放射線ではなく,紫外線が発生に関与することが知られているが,ノーベル賞が話題になっているのであえて紹介した.東京大学大学院医学系研究科医学教育国際研究センター教授北村 聖今月の表紙April 2016Vol.34 No.4 4センチネルリンパ節生検埼玉医科大学国際医療センター皮膚腫瘍科・皮膚科教授 山本明史 p.48リンパ節郭清埼玉医科大学国際医療センター皮膚腫瘍科・皮膚科准教授 中村泰大 p.53メラノーマにおける薬物療法薬物療法全般国立がん研究センター中央病院皮膚腫瘍科 並川健二郎 p.59新規薬物療法BRAF変異メラノーマに対する薬物療法京都府立医科大学大学院医学研究科皮膚科学助教 和田 誠 p.64免疫療法熊本大学大学院生命科学研究部皮膚病態治療再建学分野講師 福島 聡 p.70がん免疫療法開発の展望─免疫チェックポイント阻害療法を超えて─慶應義塾大学医学部先端医科学研究所細胞情報研究部門教授 河上 裕 p.76座談会メラノーマ治療の進歩と今後の課題 p.82司 会 酒井敏行 京都府立医科大学大学院医学研究科分子標的癌予防医学教授出席者 山﨑直也 国立がん研究センター中央病院皮膚腫瘍科科長    清原祥夫 静岡県立静岡がんセンター皮膚科部長国内学会スケジュール… …………………………… p.91バックナンバー… …………………………………… p.92次号内容目次… ……………………………………… p.93