カレントテラピー 31-10 サンプル

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10 Current Therapy 2013 Vol.31 No.101007Ⅲ 食塩における食品群別摂取構成の現状『平成23年国民健康・栄養調査報告』における1歳以上の国民1人1日当たりの食塩の食品群別摂取構成を図3に示した1).これによると食塩総摂取量のおよそ66%は調味料類から由来している.このなかでも「しょうゆ」と「その他の調味料」からは,合わせて全体の40%弱を摂取している.また,「漬け物」,「魚介加工品」,「パン類(菓子パンを除く)」,「ハム,ソーセージ類」からも合わせて18%弱を摂取している.これらはいずれも加工食品であり,製造に際して比較的多量の食塩が添加されるが,できあがった食品から食塩はほとんど目視できない場合が多いため,この種の食品を頻回に摂取・利用するものに対しての支援や指導についても十分留意しておくことが求められる(図3).地域ブロック男性女性9g未満9g以上7.5g未満7.5g以上北海道62 (34.3) 119 (65.7) 84 (37.0) 143 (63.0)東北25 (29.8) 59 (70.2) 21 (21.6) 76 (78.4)関東Ⅰ 233 (29.7) 552 (70.3) 244 (28.2) 620 (71.8)関東Ⅱ 77 (25.3) 227 (74.7) 92 (24.9) 278 (75.1)北陸47 (30.3) 108 (69.7) 53 (27.6) 139 (72.4)東海143 (32.6) 296 (67.4) 179 (34.4) 342 (65.6)近畿Ⅰ 152 (37.0) 259 (63.0) 165 (35.3) 303 (64.7)近畿Ⅱ 25 (32.9) 51 (67.1) 40 (42.6) 54 (57.4)中国59 (25.4) 173 (74.6) 72 (26.2) 203 (73.8)四国27 (32.1) 57 (67.9) 37 (32.7) 76 (67.3)北九州66 (33.2) 133 (66.8) 92 (35.4) 168 (64.6)南九州52 (38.5) 83 (61.5) 68 (36.4) 119 (63.6)全 国968 (31.4) 2,117 (68.6) 1,147 (31.3) 2,521 (68.7)実数(%)表1地域ブロック別に見た食塩摂取量の分布〔『日本人の食事摂取基準(2010年版)』に示された目標量による分類〕〔参考文献1)より引用〕0% 20% 40% 60% 80% 100%実数:g(割合:%)パン類(菓子パンを除く)0.4g(3.9%)ハム,ソーセージ類0.3g(3.0%)しょうゆ2.0g(19.8%)その他の調味料2.0g(19.8%)塩1.3g(12.9%)味噌1.2g(11.9%)ソース+マヨネーズ0.2g(2.0%) 魚介加工品0.6g(5.9%)漬け物0.5g(5.0%)その他1.6g(15.8%)図3 食塩の食品群別摂取構成(平成23年国民健康・栄養調査における1歳以上の国民1人1日当たりの摂取状況)